人事部の対応リソースが少ない中でも、求人情報を定期更新・改善していい人材の応募数を増やさないといけない……これまでの採用HPに対する困った悩みを解決!
まずは御社の特徴を教えてください。
横浜と東京を中心に、飲食店舗を50ほど運営しています。関わるすべての人の期待をはるかに上回ることを目指す「感動創造」を創業時からの理念に自社ブランドを開発し、現在では業態数も16と幅広く事業を展開しています。
御社は本当に個性的なブランドの店舗が多いですよね。事業を展開する上で、どういったところにこだわっているのでしょうか?
店舗は既製品を使わずに本物・本質を追及して一から手作りをするというのがこだわりで、「この値段でこんな料理がいただけるの!?」と、感動するようなメニューの提供を心がけています。食事をするだけの場としてではなく、生活の一部として根づく店舗でこれからもあり続けたいと思っています。
働いているスタッフさんもそういった気持ちの方が多いと想像しますが、御社で働くアルバイトや正社員の方の採用の特徴や傾向などがあれば教えてください。
現在、スタッフは正社員とアルバイトを合わせると約600名ほどになります。正社員は約160名で、1店舗で3、4名。アルバイトは店舗ごとに採用しています。採用の傾向としては、明るく元気、素直で謙虚という基準を軸に、正社員は今までの経験・スキルなども考慮して本社にて採用しています。
また、直近はコロナ禍やGoToEatキャンペーンの影響で、採用を止めたり、急にお客様が入る波がきて人材が必要になったり、事業展開が目まぐるしく変わる1年でした。瞬間的に人材が必要でも採用できた頃には状況が変わっているリスクもあったため、市場の動向を見ながら慎重に採用計画を考えていました。
コロナ禍は外食産業に大きな影響がありましたね。御社は今まで採用活動においてどんな課題感がありましたか?
人事・採用活動にかけられるリソース不足が今までの大きな課題でした。本社の社員は私も入れて10名弱で、人事総務は3名です。各自がさまざまな業務を兼任しているため、人材を採用するにも、応募情報のデータ管理、選考の進捗管理、応募者のフォロー、入社後の教育や労務手続きなど、多くの工数がかかっており、どうしたものか?と悩んでいたんです。人事部のリソース不足を解消する手段として業務のDX化、見直しを進めていく必要性を感じていました。
御社の場合、以前もATSを使用していたにもかかわらず、今回「クラウドハウス採用」を導入しました。その理由と背景を教えてください。
以前のサービスを使っていた時は忙しくて手が回っていなかったのが正直なところです。システムを入れたからといって、手間が減るわけではないですからね。そんな中でも求人情報を定期更新・改善して良い人材からの応募数を増やさないといけません。人事総務部は3人という少数精鋭だったので、数多くの手段に手を出した結果、例えば1つひとつの施策が30%の力で運用することになるよりも、1つの手段だけでも100%でやりたい。そう考えたときに、一番最適な戦略は自社採用HPを強化することでした。
他の手法として、アルバイト・正社員の有名求人媒体への掲載はいろいろな方に応募いただけますが、応募の母集団が多い分、弊社に合わない応募がとにかく多く、やりとりする手間はどんどん増えるという本当に悩ましい課題があります。頑張れば頑張るほど、工数が増えるという怖いサイクルです。
人材紹介は店長や料理長など、経験豊富な人材の採用には活用していましたが、ご存じのように成功報酬単価が高く、常に使えるわけではありません。
つまり、自社HP経由で応募してくる方を増やせば、その方達はすでに自社のことを調べて志望率が明確になった人材であることが多く、結果的に弊社の採用単価も抑えられるため、うまく活用できれば理想的な採用手法になるのです。
そういった背景から、以前活用していたATSから移行し、自社専用の採用オウンドメディアを制作でき、Indeedにも強いサービス「クラウドハウス採用」を導入したのです。
忙しい人事にとって本当に嬉しい、プロライターによる原稿作成支援。プロの視点からのサポートやアドバイスも心強い!
既存システムからの移行は容易にできましたか?
最初からシステムを導入するのに抵抗はありませんでしたが、いろいろサポートいただいたので問題ありませんでした。運用し始めてからも、今のところシステム自体に不便を感じることはありません。
実際に「クラウドハウス採用」を導入して感じるメリットはどういった点でしょうか?
なんといっても担当の方に弊社の理解を深めてもらって原稿記事制作をお願いしている点ですね。採用人事の私たちに変わって、専任のプロライターが原稿ライティングをしていただけるので、時間のない私(採用人事)にとっては時間の削減だけでなく質も高まるため、これ以上ないありがたさでした。
さらに、1つの原稿パターンだけではなく、カスタマイズ性の富んだ原稿制作ができるのはすごいと思っています。こちらの希望を汲んで原稿を作ってくれるのはもちろん、こういう情報を載せたほうがいいですよと提案もいただけたりと、自分たちには全く無かった観点を教えてくれるのもありがたかったですね。
私は採用専業のプロではないため、常に市場のニーズや他社を調査し分析することはできませんが、そういった点もプロの視点からサポートしていただけるのが心強く感じました。
具体的にはどんな点を担当者からアドバイスしてもらいましたか?
飲食業界は店舗ごとに特徴があると思いますが、まずは会社全体のカラー(強み)を打ち出すこと。会社のイベントの紹介や先輩のインタビューなどを通じて、求職者が会社について事前にわかる状態にした方がいいと教えてもらいました。
飲食業界は他の業界と比べ、待遇などが優れているわけではないことが多く、数字などの条件面だけで差別化を図ることは難しい。その点、「クラウドハウス採用」の担当者には弊社の採用担当という気持ちで関わっていただけたので、インタビューや企業の訴求ポイントをわかりやすく紹介していただきとても助かっています。
求人原稿を作成して終わりじゃない!採用につながるまでサポートの良さがサービスの決め手
「クラウドハウス採用」を導入して感じた課題はありましたか?
まず、以前使っていたATSサービスの課題感として、担当者のフォローに物足りなさがありました。正直、私たちが忙しくて対応できていなかったことも多いのですが、サービスを導入して終わりのように感じていました。
その点、「クラウドハウス採用」は、こうしてほしいというこちらの要望を聞いてくれたり、提案してくれる能動的な姿勢を感じています。担当者が私たちのことを親身になって考えてくれているのが嬉しいですね。採用周りのシステムは世の中にたくさんあると思うので、なぜそれを選ぶかと言われると最終的にはやっぱり私たちの想いにどれだけ本気で寄り添ってもらえるかだと思っています。
「クラウドハウス採用」の場合、営業の方もカスタマーサービスの方も本当に迅速に動いてくれますし、できること、できないことを検討することがお互いに明確になっているので進めやすいんですよね。
私も、いろいろなサービス事業者の方々とお付き合いがありますが、より良い物をつくりたいという意識があるかないかはなんとなく見ればわかります。御社は自分たちのサービスを提案するだけではなく、こうなったら良くなるよねという話が一緒にできていると思っています。
ありがとうございます。採用支援ツールやATSツール、IT系支援ツールは導入して終わりという事業者も多い中で、私たちは採用に強い専門CSと開発エンジニアが多い体制でもあるのでクライアントの声を聞いて即座に改善できる体制を整えています。
ITを活用したDXにも強く、ツールの使い方の提案はもちろん運用後の改善も勧めてくれたりと親身になってくれています。一緒にシステムとしての使いやすさを上げるために意見を言い合える関係性が築けるのは嬉しいですね。
あとは、システムが使いやすい、効果があるというのもそうですが、やっぱり人とのつきあいの中で仕事は生まれるので、担当するみなさんの人柄がよく、一緒に仕事をしていて気持ちがいいというのは他社にはないところだと感じます。
製品として良いものは費用をかければたくさんあると思いますが、そうではない付加価値というところを私たちは大事にしたいのです。